人間の可能性は無限だ

ベイトソンのイルカ、学習の跳躍

イルカに新しい芸を教える ベイトソンの「精神と自然―生きた世界の認識論」に書いていたことなんだけど、調教師がイルカに「新しい芸を覚えればご褒美がもらえる」というルールを理解させるのは、えらく難しいことらしい。 イルカの調教はイルカが何かおもし…

本田宗一郎の器がでかい話

久米是志 「ひらめき」の設計図 にあった、藤沢武夫が本田宗一郎と組もうと決意したときの話。 本田宗一郎のすさまじい発想力が伺える。 ある時、本田さんと藤沢さんが、ある外国人のお客様を招待して料亭で一席もうけたそうです。 ところがお客さんがトイレ…

気合だけでヒグマに勝つ

3年ぐらい前、知床の番屋の漁師たちを扱ったNHKのドキュメンタリー番組を見た。 その映像がすげえの。番屋のまわりがヒグマだらけ。漁師たちが出港の準備をしている横で、防波堤をヒグマ一家がうろうろしている。 クマと人は、敬して遠ざけ合っている感じで…

人間は馬と同じ速さで走れる

甲野善紀「武術の新人間学」に、江戸時代の日本人の驚異的な体力を示すエピソードがある。 幕末に来た外国人も、とにかく日本人の、足の達者なのには驚いていますよ。 馬に乗るので馬と馬丁を雇ったら、とにかく馬と一緒に80キロメートルぐらい 走って、それ…

凡人の可能性だって無限だ

100万分の1グラムの歯車で有名な樹研工業という会社がある。 同社は採用試験というものを行わず、志望者を先着順で採用してしまうのだという。 そんなんでまともな人が採れるのか?と思っていたが、同社社長の松浦元男氏のインタビュー http://www.innovativ…

トンボ採り

今年の9月の話。 天気がいいので外で本でも読もうと思って円山公園に来てみると、二人連れの子供(小学校低学年のお兄ちゃんと、就学前の妹)がトンボ採りをしていた。 トンボは大きな池の真ん中あたりを飛んでいるので、二人の虫取り網は届かない。 妹はす…

人間の可能性は無限だ

6,7年前だろうか。 日テレの日曜夜のドキュメンタリー番組に、インド洋のどこかの島でイルカ漁をする漁師たちが出てきた。 彼らは網もモリも使ってはいなかった。 数隻のボートで沖に漕ぎ出し、イルカの群れを見つけるとさらに沖側に回りこんでボートで囲む…