人に何かやってもらおうと思ったときの鉄則

組織の全員で何かをやりたいと思ったとき=例えば「サーバの監視を全員持ち回りでできるようにしよう!」とか「みんなで勉強会しよう!」とか思ったときの鉄則。
朝礼の時とかに、全員に向かって「こうしましょう!」と言っても誰も動かなくて「だー、だからウチの会社はダメなんだー」という落ちになる。
全員にメールを出して檄飛ばすのも同じ。ではどうするか。


沼澤拓也 お客さんに良くなってもらいてぇんです。 P92

社内で人を動かすときは、まず一人からですよ。自分から見て、動かせそうな人をまず一人、
その気になってくれそうな人を作ってください。そして、この人がその気になったら次に。
...
そして次へ、次へと、こうやって広げていく。今までいろんなことをやったけど、これしかないと。

高塚猛 商売魂 P89

私の実感から言って、一同に社員を集めて話しても、意志が伝わる可能性はほとんどない。
だから私はいつも、本当に大切なことを伝えたいときには、マンツーマンで話すようにしている。

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道 P8

人は万事うまくいっていることには簡単に参加できるのです。
未来を少し垣間見せるだけで、みんな集まってくるのです。


付き合ってくれそうな人だけに声をかけて、少人数でひっそりと始める。
その段階でちょっとずつ成果を出して、うまくいくことを証明して、また1人ずつ仲間を増やしていく。
そうするしかない、といろんな人が言っている。