データモデリング手法の進化の方向

真野氏のやり方を見て思うのだが、データモデリング手法は着実に基底テーブルが増える方向に進んでいるのだな。
昔は主キーに対して関数従属するデータは全部同じ器に放り込んでいた。社員マスタに所属部門コードが入っていてもOK。
現役社員と退職社員を区別したかったら社員マスタに退職済みフラグを追加。ライフサイクルの違うデータ項目が混在してnullが出ても平気。月次データは横持ち上等。


T字形ER手法は resource 間に対照表を導入し、また null 回避のための形式的サブセットや resource 純化のためのVEを追加した。


ABDではさらに event 間にも対照表が導入され、またアクティビティごとに専用テーブルが追加される。


最後はインメモリDBが普及してjoinのコストがタダ同然になり、基底テーブルはコナゴナに(=第6正規形に)なる。のかも。