フォトリーディングセミナーから1年半でどうなったか


2008年に読んだ本は雑誌込みで182冊。
2007年は146冊で、フォトリーディングを習ったのが007年6月だったから、2008年は全く腕が上がらなかったということになる。
ていうか今ほとんどフォトリーディングの練習してないんだけど、そしたらだんだん読むのが遅くなってきた。てことは練習してる間はちゃんと身に付いてたってことだ。
やっぱりフォトリーディングはただのインチキじゃないんですよ。インチキくさいけど。
あと、遅ればせながら去年の読書の総括。

2008年の収穫

技術書はダントツでこれがよかった。3年前に買って2年かけて読んだ。

データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編

データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編

RDBの内部を知るには、日本語で読める本の中ではベストだと思う。
ていうか、他の本が頼りないというのが現状。内部については間違ったこと書いてる本が多い(例:「より効率の高いほかの方法が使えない場合にこの方法(=ネスト化ループ結合)を使う」とか)。
「基本原理編」がもっと売れたら続編も翻訳されるかもしれない。皆様も買ってあげてください。


ビジネス書では「まぐれ」にずいぶん考えさせられた。

例えば能力主義成果主義の違い。
著者タレブの考え方に従えば、成果を出しているから能力が高い、という考え方は組織を危険にさらす。
例えばトレーダーの業績評価を単年度で行うと、いちばん評価の高い人は、間違った戦略を取っている人の中から出てきてしまう。
彼らは数年間の好業績のあと、その全てを帳消しにするような巨大な損失を残して会社を辞める。
ウチなんかも成果主義ということになってるけど、何か落とし穴がないだろうか。


個人的な最大の収穫はお経関係。

鳥の仏教

鳥の仏教

ブッダのことば―スッタニパータ (ワイド版 岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (ワイド版 岩波文庫)

こういう人類の至宝みたいなものが勝間和代とかのしょうもない本と同じ値段で売られているのだから恐ろしい。
岩波書店とか儲かってるのか知らないけど、本当にがんばっていただきたい。