「そう考えればいいのか」2題


会計関係の名著2冊から、ああ、そう考えればいいのか、と深く納得したこと2つ。
わかってる人には当たり前なんだろうけど、俺はちょっと感動した。
アンソニー会計学入門」から、仕訳で収益が右に・費用が左に記入される理由。

収益は資本の増加ですから、収益は貸方に記入します。
費用は資本の減少ですから、費用は借方に記入します。

「資本の増加だから」「資本の減少だから」...なるほど。


人事屋が書いた経理の本*1から、バランスシートの左右には何が書いてあるか、の説明。
よく「右は資金の調達で、左は資金の運用」といいますでしょう。それでまあ納得してたんだけど、次のように言われると、左右がぐっと違って見えるようになる。

左側: 目に見えるもの
右側: 目に見えないもの

資産というのは何かの形で目に見える。
その資産を購入した資金の出所は目に見えない。あーなるほど。

*1:この本は1978年初版で、2005年時点で140刷というとんでもない本。内容も素晴らしい