来年起きること

晦日である。
来年J2EE界隈に起きる動きを1つ予想する。


来年は、Hibernate擁護派と否定派の議論を通じて、O/Rマッピングというアイデアの問題と限界が広く認識されるだろう。そして、そもそもO/Rマッピングなんて必要なのか?可能なのか?という根源的な問い直しが発生するだろう。
この動きに連動して、

といった、弊社のエンジニアがみんなでわかった振りをして素通りしている概念が再検討されることになる。
例えばインピーダンスミスマッチは、O/Rマッピングの必要性を説明するために引き合いに出されることが多い概念だが、実はO/RマッパーでJavaRDBのギャップを埋め尽くすことなどできはしない。であれば、O/Rマッパーを実戦投入してみてさっぱり楽にならなかった人たちが、インピーダンスミスマッチとは本当は何だったのかを再検討し、本質的に何が必要なのかを明らかにするだろう。

ここでO/Rマッピング否定派の人たちが、EJB(2.x)に対するIoCPOJOのようなうまいキーワードを出せれば、JavaRDBの接合面の設計について新しい流行を起こすことだってできる。来年1年でそこまで行くのではないか。