2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「データベース設計論-T字形ER」到着!

ジンバブエから帰ってきたら正美氏の新作が届いていた。 ざっと眺めてみると、正に決定版的な内容。 この本は1行ずつバラバラになるまで読み込むことになるだろう。アマゾンでは何か在庫切れしてるけど、SRCからは買えます。 http://www.src-j.com/book_no/…

アフリカ出張:ジンバブエとの不思議なつながり

ホスト役のチームに、ディナーに呼んでもらった。 英語がわからなくて固まる私。帰ったらNOVAに入学することを誓う。 外人と飯を食うとき恒例の「俺の名前を漢字で書いてくれ」ゲームに突入。 彼らにナプキンに名前を書いてもらって、我々が漢字で当て字をす…

「予算あげるから、これで儲けといて」

ジンバブエのホスト役の人はアメリカの何とかというビジネススクールに在学中で、我々と働きつつ、9/25期限のホームワークをこなしている。 で、そのホームワークの設問というのが、ものすごくおおざっぱなのだ。 日本でプレミアムチョコレートを売るマーケ…

矛盾した指示に「矛盾してますよ」と言ってどうするの

※会社の人にここの存在を公開したので、これからときどき社内向けのエントリも投入します。 ウチの社内の会話を聞いていて、毎回工エェェエ工と思うことがある。 例えばこんなの: 仕事を振られたので、いつまでに完了すれば言いかと聞くと「なるべく早く(…

アフリカ出張:ジンバブエはいいところ

ハラレの空港を出ると、薄紫色の花をぎっしりと咲かせている木が目に飛び込んできました。 ジャカランガという木なのだそうです。 ハラレ市内にはジャカランガ並木がたくさんありますが、これは圧巻です。 満開の桜並木と同じく、日本人の心を狂わせるものが…

アフリカ出張

夜明けとともに出撃。

VE大活躍

サブセットはまだ謎だらけだが、サブセットの適用範囲が非常に狭いことだけは分かった。 ということは。 研修の時はT字形ER界の鬼っ子のように思えたVEだが、作図上これが登場する場面は非常に多いのだ。 VEがいっぱいできても不安になる必要はなさそうだ。

1つのentityの中に複数の区分コードがある時、サブセットの階層をどうやって作成するか (1)

こういう場合、最初に教わるルールはこうだ: 1つのentityの中に、複数の区分コードがあるなら、大きいサブセットが小さいサブセットを含むように作図する 例えば顧客の属性に「個人・法人区分」「性別」があるのであれば、 顧客を個人と法人に分解 個人を…

株価なんて上げようとしなきゃいいのではないの

クレイトン・クリステンセンのイノベーションへの解のしょっぱなで考え込む。 クリステンセンはAT&Tを例に取り、「大企業が成長を企てること自体が、企業を破滅に追いやることも多い」と言う。 成熟市場を主戦場とする企業が株主からの期待(=圧力)に…

周延とは?(1)

周延という重要概念を整理しておきたい。 分かったようなわからないような感じが拭えない。外堀から埋めていこう。 「周延している」とは、単に「モレ・ダブリがない」こととは違う。 サブセット間に AND が起こるなら、セットは周延していない。 とか、 そ…

resourceの HDR-DTL は存在しないのか?(3)

整理します。 HDR-DTL構造においては、HDRとDTLのどちらの identifier も(R)ではない。 例えば「受注番号」は、受注ヘッダの identifier であると同時に、受注明細の identifier(の一要素)でもある。 だから、resourceのHDR-DTL構造において、HDR と DTL …

resourceの HDR-DTL は存在しないのか?(1)

基本中の基本で、分かっていないことがある。 resource:resourceの関係に、対照表を生成したくない、と思う時がある。 一方のresourceに、他方のidentifierを移送したくなるのだ。 そのようなデータ構造は、T字形では「従業員マスタに所属部門コードを入れる…

resourceの HDR-DTL は存在しないのか?(2)

ウホッ! エントリしてから"site:www.sdi-net.co.jp resourceのHDR-DTL"で念のため検索。すると一発で出てきてしまった。企画倒れ決定。 http://www.sdi-net.co.jp/sdi_129.htm ■ QUESTION 「resource」にも「HDR-DTL」形式はあるか? ▼ ANSWER ある。 …

アフリカ出張

今月後半のアフリカ南部への出張が決まった。 社長が「誰か行かないか?」と振っているのに「俺が行くっす!」という社員がいない。 ベンチャー企業とは思えない腰の重さだ。 出てきた反応は「どんな仕事ですか?」「英語ができないとダメですか?」...どう…

技法にはリファレンスモデルが必要

渡辺幸三氏のCONCEPTWARE/財務管理をダウンロードして眺めている。 すごい分量。これだけのものを公開するとは正に英断。 技法について語る人が同時にリファレンスモデルを提供する例は、あまり多くない。 本家によるサンプルのない技法はいいように誤用され…

"1 Fact in 2 Place"はダメ、"2 Fact in 1 Place"もダメ

会社の研究会の課題図書である、Web+DB Press vol.28の羽生章洋氏の記事「EJB3時代のデータベース設計」を読む。 正規化の方針でよく言われる"One Fact in One Place" は 「1つのデータを2箇所にしまうな」 という意味だと思っていたが、この記事を読んで逆…